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2021/02/25

顕彰・研究助成者が決定いたしました。

顕彰・研究助成対象者決定のお知らせ

2021年2月25日午前11時より、「第8回 古川医療福祉設備振興財団 顕彰・助成対象者」を決める選考委員会が開催され、下記の通り決定いたしました。

■顕彰対象者 (2020年度 団体・個人)
1.大阪大学国際医工情報センター  栄養ディバイス未来医工学共同研究部門
特任教授 井上 善文 様
顕彰分野 社会活動
顕彰内容 経静脈栄養法の開発から普及、さらに効果と安全性の向上のための新規ディバイス開発等で優れた業績を上げると共に、栄養サポートチームと普及啓発においても全国的な活動を続け、我が国における臨床栄養学分野のリーダーとして顕著な功績を挙げている。

2.ファルメディコ株式会社  代表取締役社長 狭間 研至 様
顕彰分野 社会活動
顕彰内容 外科医として薬剤師の多職種連携並びに在宅医療における役割の再構築のため、日本在宅薬学会を立ち上げるなどして新しい継続教育システムの開発と次世代の薬局の在り方改革推進における先駆的・指導的役割を果たしてきた。

3.有限会社プラネットワーク 代表取締役 二井 るり子 様
顕彰分野 社会活動
顕彰内容 国内外の医療・福祉施設の先進事例の長年に渡る調査研究から福祉の課題を抽出し、新しい福祉の在り方を模索・実践してきた。また、二井清治建築研究所と協働で、福祉関係者等から得た様々な障害特性等の知見を、ソフト・ハード両面からまとめ、関西を中心に地域に開かれた心地良い福祉の在り方の実現および地域全体が担う福祉の実現へ尽力している。

4.社会福祉法人 福寿園 様
顕彰分野 社会活動
顕彰内容 創始者山田都企子名誉理事長の意思を引き継ぎ、昭和から令和にいたるまで「愛と感謝と奉仕」の経営理念のもと、やさしく温かく心の通ったサービスをモットーとした視覚障碍者の養護老人ホームをはじめ12の介護特別養護老人ホーム、ケアハウス4施設と地域に信頼される施設づくりの他に在宅サービスなど地域活動を展開してきた。

5.社会福祉法人 あすか福祉会 様
顕彰分野 社会活動
顕彰内容 対馬という離島において日本の課題である少子高齢化を先取りした子育て支援の保育事業と高齢化社会における福祉事業の積極的提供を行うと共に介護職員の育成も担った。さらに関東や関西にも事業の拡大を短期間に行い、成功し続けている。

6.社会福祉法人 ゆうかり 様
顕彰分野 社会活動
顕彰内容 1967年4月設立から50年超にわたり地域の福祉を支えてきた。法人理念は、教育の中に福祉はあるべきとの考えで、教え教わることを通じて多くの笑顔を作りたいとし、共に支え合う社会づくりを構築するために放課後デイや保育園などを通じてこども支援から障害者の就労事業、知的障害GHなど施設福祉まで幅広く展開してきた。知的障害者の一般アパートへの移行や重度障害幼児と健康幼児合同保育園などによる普通の生活を実現している。

7.特定非営利活動法人 ワーカーズどんぐり 様
顕彰分野 社会活動
顕彰内容 自分らしく生き生きと自立した生活支援を掲げ、高齢者・障害者・こどもなど年齢を問わず市の福祉事業に積極的に参画している。東京都下で活動する地域福祉団体のネットワークACTと連携して福祉のまちづくりを実践し、特にテンミリオンハウス(2008年)は地域の高齢者(主に一人暮らし)を主体に空き家を活用してデイサービス事業を実施して効果を上げている。空き家を地域福祉に活用した先駆的事例である。

8.東京医療保健大学 学事顧問 落合 慈之 様
顕彰分野 社会活動
顕彰内容 2002年NTT東日本関東病院長に就任後、社会的問題となっていた手術症例取り違え事件、消毒液誤注射事件、医療事故例等から病院スタッフが委縮、自信喪失状況にある事を憂慮し「患者安全の文化」の確立に向けて様々な活動を開始した。その成果の一つとして日本では2番目のJCI認証を取得した。またトレーサビリティ推進協議会を設立し理事長として病院界の安全に寄与している。病院長退任後も現場の「医療安全」指導を継続している。

9.医療法人左右会 社会福祉法人橋友会 様
顕彰分野 社会活動
顕彰内容 当医療法人は1946年開設以来、鹿児島県大隅半島の志布志を中心に74年にわたり地域医療を担ってきた。1954年には内科病院に改組、1957年には精神科病院、その後次々に僻地診療所を開設するなど地域医療を推進してきた。また地域住民の声に応え、2002年には社会福祉法人橋友会を設立し医療から介護・福祉、生活支援まで、総合的なサービスを提供し、地域にはなくてはならない存在となっている。

10.医療法人 桜クリニック 様
顕彰分野 社会活動
顕彰内容 2006年にクリニックを開設し、高齢者生活支援、スポーツ障害医療、地域コミュニティの創生・活性化の三つを理念として、訪問リハ、ケアプランセンター、2012年にはリハ特化型デイサービス桜倶楽部を開設、医療・福祉・在宅サービスまで一連の生活支援・生きがいづくりを推進している。一方スポーツ障害医療では産業医科大学とも連携した高度専門医療、リハビリテーション、運動能力測定・評価・トレーニングメニューも提供してきた。

11.地域医療連携推進法人 日本海ヘルスケアネット 様
顕彰分野 社会活動
顕彰内容 2018年4月に山形県北庄内地域の10法人が参加する地域医療連携推進法人であり、国内4例目で初めて医療福祉の一体型連携推進法人といわれた。コアの3病院の他に地区医師会、歯科医師会、薬剤師会の三師会、3つの社会福祉法人と1つの医療法人で、地域包括ケアシステムの構築となっている。地方では過疎化、高齢化、少子化が進んでおり、医療介護提供体制の持続性のモデルともいわれる。

12.一般財団法人津山慈風会 津山中央病院 様
顕彰分野 社会活動
顕彰内容 国立病院の移譲を一般財団法人津山慈風会が受けて、岡山県北部の唯一の中核病院に育て上げた。救命救急センターや岡山大学と共同運用としてのがん陽子線治療センターを設立するなど地域に高度医療を提供できているのは、地域医療に対する確固とした目標と全体を運営するガバナンスが優れているからといえる。また介護事業や健康・教育事業も展開し地域の長期課題に積極的に応えている。

13.足利赤十字病院 様
顕彰分野 社会活動
顕彰内容 移転新築に当たり、国立保健医療科学院施設科学部など外部の専門家も含めて新病院計画の委員会を設け、検討を重ねた。そこから長期に改変の機会が少ない病棟を個室化し独立させる、改変の機会が多い診療部門の棟を分ける、講堂は開放化し災害時に使用、省エネと造エネなどを基本方針とし、優れた設計と工事で病院は竣工した。また、病院経営、JCI認証に伴う職員教育や患者安全の徹底に関しても優秀な実績を示している。

14.千葉県精神科医療センター 名誉センター長 計見 一雄 様
顕彰分野 社会活動
顕彰内容 日本の精神病院活動に大きな疑問を抱き、初入院から短期集中した医療が必要であるとし、入院初期から医療資源を集中投入し濃厚な治療を行って短期退院に導いた。そのためには隔離室群にも談話スペースを設け、病室は個室を基本とした。この成果が認められて精神科救急入院料算定の病棟として一般医療に近い入院単価がついている。精神科救急病棟や病院が今後の精神科の中心と期待されている。

15.東洋医療専門学校 校長 太田 宗夫 様
顕彰分野 社会活動
顕彰内容 救急医として千里救命救急センター長の時に阪神淡路大震災が起き、災害医療を展開した。その後、日本集団災害医学会(現日本災害医学会)を設立したが、医療関係者の他に消防、自衛隊、行政など多職種の集団であった。その学会の理事長として多職種をまとめ、調査・訓練など発展させた。国の内外における災害に会員を中心とする多くの医療グループを派遣してきた。理事長交代後も指導を続け、日本における災害派遣チームのシステム的育成を行った。

■研究助成対象者
昨今の社会情勢を鑑み、2020年度の研究助成事業の募集を中止とさせていただきます。
今後の募集再開につきましては改めてホームページにてお知らせいたします
 

■顕彰・研究助成選考委員一覧

委員長 河口 豊 滋慶医療科学大学院大学 客員教授(工学博士)
委 員 大垣 昌之 社会医療法人愛仁会 愛仁会リハビリテーション病院
リハ技術部 部長
委 員 小松 正樹 アイテック㈱ コンサルティング本部
プロジェクトディレクター 特任顧問
委 員 田中 一夫 ㈱病院システム 代表取締役社長
委 員 早川 澄 元 酒井医療㈱ 代表取締役社長
委 員 細入 誠一 ㈱HEW研究所一級建築士事務所 代表
委 員 松田 暉 医療法人嘉健会 思温病院 特別顧問
委 員 山崎 敏 トシ・ヤマサキまちづくり総合研究所 代表取締役
委 員 山下 信一 ㈱山下 代表取締役社長
委 員 山本 行俊 ㈱システム環境研究所 代表取締役会長
委 員 吉田 靖 大阪大学大学院医学系研究科 保健学専攻
先進臨床工学共同研究講座 特任准教授(常勤)

※直近の社会情勢を鑑み、例年開催しておりました「顕彰表彰式及び助成金贈呈式」は中止とさせていただくこととなりました。

■本件に関するお問い合わせ先
一般財団法人 古川医療福祉設備振興財団 事務局
上月(こうづき) 直樹
〒565-0853 大阪府吹田市春日3-20-8  T E L: 06-6369-0130

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