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2020/02/28

顕彰・研究助成者が決定いたしました。

顕彰・研究助成対象者決定のお知らせ

2020年2月28日午前11時より、「第7回 古川医療福祉設備振興財団 顕彰・助成対象者」を決める選考委員会が開催され、下記の通り決定いたしました。

■顕彰対象者 (2019年度 団体・個人)

1.社会福祉法人八森峰浜ふくし会 特別養護老人ホーム海光苑
統括施設長 兼 事務局長 岡本 丈義 様
顕彰分野 社会活動
顕彰内容 特別養護老人ホーム施設長として、10年に及ぶ自立支援介護の実践の中で、2011年よりおむつゼロ(100%)の実績を維持し、2012年から取り組んだ入居者全員の常食化については18年94%を達成するとともに、要介護度の低減、認知症の改善・消失等の成果を上げ、特養からの在宅復帰をも実現させている。また地域における認知症改善の活動にも積極的に取り組み、認知症の消失などの成果もあげている。

2.社会福祉法人若竹大寿会 理事長 竹田 一雄 様
顕彰分野 社会活動
顕彰内容 1989年3月に設立した社会福祉法人若竹大寿会は特養ホーム建設から在宅福祉サービスや高齢者向け住宅まで幅広く横浜市神奈川区を中心に整備してきた。運営施設数は、神奈川県横浜市周辺、東京都品川区周辺で28拠点を数える。地域住民ニーズの支援と介護職員不足の解決策モデルを実践している。

3.株式会社ポラリス 代表取締役 森 剛士 様
顕彰分野 社会活動
顕彰内容 「介護を必要としない状態に戻す」というコンセプトで自立支援に特化したリハビリ型デイサービスを兵庫県宝塚市の医療法人社団オーロラ会を母体に全国へ展開している。介護度改善を目的としたケア、歩行に特化したプログラムの充実など「介護を必要としない状態」を実現を目指しており、国もその意義を認めつつある。超高齢化社会での要介護人口の増加に歯止めをかけるユニークな取組みは社会のニーズに応えるものである。

4.市立福知山市民病院 様
顕彰分野 社会活動
顕彰内容 1993年に国立福知山病院の経営移譲を受けて、市立福知山市民病院として、病床数300床(一般253、結核47)、診療科18科で開設された。翌年には付属看護学校を開校し、その後に病床数の整理・増床を行い、2007年に新病院を完成させ、現在は病床数354床(一般344、結核6、感染症4)、診療科27、透析38床に発展させた。また、この間、国立病院から移転とした公立病院としては珍しい黒字経営を続け、機能も地域救命救急センター、京都府原子力災害医療協力機関など急性期病院として活躍を続けている。また日本医療機能評価機構認定を更新している。

5.多摩医療PFI株式会社 代表取締役 執行役員社長 五代 正哉 様
顕彰分野 社会活動
顕彰内容 東京都が都立府中病院と都立小児病院群を建て替えるにあたり、合築し、都立多摩・小児総合医療センターとする際、病院PFIの手法をとった。SPCの主幹事会社であった清水建設に在職していた五代氏はSPCの代表として計画、ヒアリングなどに臨み、高い評価を得て落札し、その後開業まで49カ月にわたり、施工と並行して運用の準備作業を指揮した。両病院合わせて1350床という大規模であり、2010年開院後の運用は施設運営、院内物流、情報、経営支援と広範囲にわたり担当してきている。わが国の病院PFIでは病床数および業務範囲とも複雑で最大の規模である。

6.医療法人 北海道家庭医療学センター 理事長 草場 鉄周 様
顕彰分野 社会活動
顕彰内容 大学医学部卒業後、一貫して社会から求められる家庭医を目指し研修を重ね、その後、臨床に従事。さらに家庭医療学の研修教育を通じ、多くの家庭医の養成に携わってきた。現在、診療所の運営を約50名の医師たちと行っており、育ちつつある若い家庭医たちが経験に応じてしっかりとした指導体制の下に、各診療所の責任者として育つ仕組み作りを目指している。当初の北海道地域に限らず、日本全国に事業は展開しつつ、国の制度づくりにも積極的に関わっている。単なるかかりつけ医ではなく、人生の歩みに寄り添うことのできる家庭医療学の専門医としての確立と標榜科としての位置づけを得ることが、我が国のプライマリ・ケアの正義に不可欠である。

■研究助成対象者
1. 近畿大学 建築学部 教授 山口 健太郎 様
・建て替えを伴う環境移行調査からみたユニット型
特別養護老人ホームの効果に関する実証研究
2. 東洋大学 ライフデザイン学部 人間環境デザイン学科 准教授 冨安 亮輔 様
・2016年イタリア中部地震における高齢者の仮居住とこれを支える医療福祉環境について
―マルケ州カメリーノ市をケーススタディとして―
3. 一橋大学大学院 経営管理研究科 博士後期課程 田村 桂一 様
・病院建設における投資意思決定の実態調査
4. 丸太町リハビリテーションクリニック リハビリテーション部 係長 東 善一 様
・難治性スポーツ骨障害に対する体外衝撃波の効果について
5. 帝京平成大学 健康医療スポーツ学部理学療法学科 助教 守屋 正道 様
・前頭前野の活動を指標としたストレスの評価方法・緩和方法の開発
6. 香川大学 創造工学部 創造工学科 講師 中島 美登子 様
・被災地におけるコミュニティの再編と地域包括ケア
を通じた高齢者の孤立化防止に関する研究
7. 姫路獨協大学 医療保健学部 理学療法学科 専任講師 金﨑 雅史 様
・慢性閉塞性肺疾患患者における呼吸神経ドライブ、呼吸筋力、呼吸抵抗を用いた
急性増悪予測指標の確立
8. 獨協医科大学埼玉医療センター リハビリテーション科 理学療法士 鵤 夢歩 様
・脊髄性筋萎縮症(SMA)電動車椅子幼児モデル案の作成と脊髄性筋萎縮症幼児の
電動車椅子操作能力の検討

■顕彰・研究助成選考委員一覧
委員長 河口 豊 滋慶医療科学大学院大学 客員教授(工学博士)
委 員 大垣 昌之 社会医療法人愛仁会 愛仁会リハビリテーション病院リハ技術部 部長
委 員 加藤 毅 元 酒井医療㈱ 代表取締役社長
委 員 小松 正樹 アイテック㈱ コンサルティング本部 プロジェクトディレクター 特任顧問
委 員 田中 一夫 ㈱病院システム 代表取締役社長
委 員 細入 誠一 ㈱HEW研究所一級建築士事務所 代表
委 員 松田 暉 医療法人愛心会 東宝塚さとう病院 名誉院長
委 員 山崎 敏 トシ・ヤマサキまちづくり総合研究所 代表取締役
委 員 山下 信一 ㈱山下 代表取締役
委 員 山本 行俊 ㈱システム環境研究所 代表取締役会長
委 員 吉田 靖 大阪大学大学院医学系研究科 保健学専攻

※直近の社会情勢を鑑み、例年開催しておりました「顕彰表彰式及び助成金贈呈式」は中止とさせていただくこととなりました。

■本件に関するお問い合わせ先
一般財団法人 古川医療福祉設備振興財団 事務局
上月(こうづき) 直樹
〒565-0853 大阪府吹田市春日3-20-8
T E L: 06-6369-0130

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